【メキシコ医療】激しい皮膚アレルギーで皮膚科へ!簡易診療所との違いや診察費のリアル

突然の症状、、、

季節の変わり目に襲ってきた激しい痒みと肌荒れ。
今年の3月に入り、だんだんと暖かくなってきた日のこと、私の体に異変が起きました。
首と腕のまわりにあせものような赤い発疹が広がり始め、特に目元の症状は深刻でした。まるで魚のうろこのように乾燥した皮膚がボロボロと落ちてきて、激しい痒みが一向に治まる気配がありません。

今回は、メキシコの専門医を受診した一部始終をお届けします。

目次

薬局での簡易診療所

いつもお世話になっているあの場所へ

まずは手軽に診てもらえる場所として、普段から風邪などの際によく利用している大手薬局チェーン「Farmacias Similares」に併設されている簡易診療所(Consultorio)へ足を運びました。

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メキシコでは医師による診察を格安で受けられる非常に便利なシステムです。しかし、今回の皮膚トラブルに関しては、ここで処方してもらった塗り薬を塗っても症状が改善することはありませんでした。

処方薬
  • ISCONAZOL ANDRONAZOL CREMA 1%
    原因菌の繁殖を抑えるための医療用抗真菌クリーム。患部の二次感染を防ぎ、皮膚を衛生的に保つのに役立つ。
  • Pirquet Fexofenadina 120mg
    日本でも広く知られる抗ヒスタミン成分「フェキソフェナジン」の内服薬。体の中からアレルギー反応を抑え、激しい痒みを鎮める効果が期待できる。

専門の皮膚科を受診

助けてドクター!

皮膚の状況が変わらないまま1か月が経ちました。ちょうど会社で受診した健康診断の問診で相談したところ、病院内にある専門の皮膚科を紹介してもらうことができました。

ここアグアスカリエンテスでは皮膚科の需要が非常に高く、特に美容整形や肌のメンテナンス目的での受診者が多いため、普段は予約を取るだけでも一苦労なのだそうです。

今回はたまたま翌日の枠に空きがあり、周囲から「本当に運が良いね」と言われるほどスムーズに受診が決定。薬局で処方されていた薬をカバンに詰め、いざ診察室へと向かいました。

診察室では、担当の専門医の先生とインターンの大学生の2人が対応してくれました。現在の症状だけでなく、過去のアレルギーの有無や手術歴にいたるまで、細かく問診が行われます。

一通りの問診が終わった後、普段から使っている日焼け止めと、先日の簡易診療所でもらった塗り薬を見せました。実は、その日焼け止めは近くのスーパーで20ペソ(約160円)ほどで購入した激安商品。自分の中でも「これが原因かもしれない」という心当たりが少なからずありました。

診断結果と処方薬

診断は「体質によるアレルギー反応」というものでした。
医師の説明によると、このタイプのアレルギーは一度発症すると完治させることは難しいものの、適切なケアで症状を上手に抑え込むことができるとのこと。子供から大人まで年齢を問わずに発症する可能性があるそうです。

皮膚科での処方薬
  • Pirquet Fexofenadina 180mg
    薬局で購入した「フェキソフェナジン」のより強いもの。
  • nutriforce MED
    乾燥してデリケートになった肌を保護するための、医療向けの高保湿・低刺激性スキンケア製品。
  • Desowen Loción Desonida
    「デソニダ」を有効成分とするマイルドなステロイド外用ローション。目元などの皮膚が薄い部分の激しい炎症や赤みを速やかに鎮める効果が期待できる。
  • EltaMD Skincare UV Clear
    皮膚科医が推奨する、敏感肌やアレルギー肌向けの低刺激・ケミカルフリー(紫外線吸収剤不使用)の日焼け止め。

ちなみに、以前に薬局の簡易診療所で購入した塗り薬は「菌対策」の性質が強いもので、今回のアレルギー反応の治療とは目的が異なる種類のものだったという事実も判明しました。

皮膚科の診療費のリアル

的確な診断に安心したのも束の間、お会計の際に提示された金額を見て思わず一瞬固まってしまいました。

  • 専門医の診察料:1,000ペソ
  • 処方された薬代:2,000ペソ
  • 合計金額:3,000ペソ(約24,000円)

簡易診療所の手軽な金額に慣れていた身としては、この急な高額出費の洗礼には正直なところ少し落ち込んでしまいました。

薬局と皮膚科

さすがは専門の医師

支払った金額の大きさに一時は肩を落としていたものの、処方箋に従って薬を使い始めてみると、その効果の早さに驚かされることになりました。

あれほど私を苦しめていた激しい痒みは、使用開始から1日足らずで嘘のように収まり、魚のうろこのようになっていた目の周りのひどい乾燥も劇的に改善したのです。さらに嬉しいことに、ここ数年の間ずっと治らずに諦めかけていた首の小さなにきびのようなものまでもが綺麗に消え去り、思わぬ副産物に心から感動してしまいました。

医師の指示通り、これから最低2ヶ月間はしっかりと薬を使い続けなければなりませんが、日に日に肌の状態が良くなっていくのを実感しています。


今回の経験を通して、メキシコにおける薬局の簡易診療所と専門医療機関の明確な使い分けの基準が分かったような気がします。風邪や一般的な体調不良であれば簡易診療所で十分に対応できます。しかし、原因が判然としない皮膚トラブルなどの専門分野に関しては、自己判断で長引かせるよりも、多少の費用をかけてでも初期の段階で専門の医療機関を受診すべきだと痛感した出来事でした。

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