人生初の激しい「胃もたれ」。食べ過ぎから発熱、そして薬局の簡易診療所に駆け込むまで

腹八分目が最強

ただの食べ過ぎだと思っていたら、まさかの発熱。
日々の健康管理には気を配っているつもりでも、海外生活での油断は禁物です。
今回は、メキシコの地で激しい胃腸トラブルに見舞われた経験をお届けします。

目次

暴飲暴食と、これまでにない胃の異変

限界まで詰め込んだ代償が、、、

事の発端は、ある水曜日の夜のことでした。
ジムで一汗流して帰宅した後、猛烈にお腹が空いていた私は、自宅で牛丼に生卵を2個、さらにピザを2切れ平らげるという、明らかな過食に走ってしまいました。はたから見てもお腹がぽっこりと膨らんでいるのが分かるほど、限界まで胃袋に詰め込んだのです。

普段は栄養バランスや野菜の摂取を意識して鍋料理を食べることが多いのですが、ここ数日は手軽さにかまけて炭水化物ばかりを摂取する生活が続いていました。

その翌朝、目が覚めると、これまでの人生で一度も経験したことがないような強烈な胃の重たさに襲われました。「これが噂に聞く『胃もたれ』というものか。自分もそういう年齢になったのだな」と、ベッドの中で一人しみじみと実感していました。

しかし、その胃もたれは時間が経っても一向に治まる気配がありません。それから丸2日間は全く食欲が湧かず、ご飯を一杯食べるだけで胃が限界を迎えてしまう状態が続きました。

さらに2日経つとになると、胃の不快感だけでなく、急な発熱、全身のだるさ、そして筋肉痛のような痛みまで感じ始め、ただの食べ過ぎではない不穏な空気を感じて、メキシコでお馴染みのあの場所へ駆け込むことにしました。

薬局での簡易診療所

チップを巡って奇妙なやり取り

体調不良に耐えかねて向かったのは、いつもお世話になっている大手薬局チェーン「Farmacias Similares」の簡易診療所(Consultorio)です。

ここでは医師による簡単な問診を受け、症状に応じた薬をその場で処方してもらうことができます。診察自体は基本無料ですが、受診後は医師への感謝の気持ちとして少額のチップを手渡すのが現地での通例となっています。

今回も診察が終わった後、いつも通りにチップを渡そうとしたのですが、担当した医師から「他の人に見えないように渡してくれ」と、小声で呼び止められました。目の前には本来チップを入れるための専用箱が設置されているにもかかわらず、私が手渡したお金を直接受け取ると、まるで賄賂でも隠すかのように、診察室の棚の一番上へと滑り込ませたのです。特に大きなトラブルが起きたわけではありませんが、そのどこか後ろ暗い一連の挙動に、不思議な違和感を覚えながら診察室を後にしました。

気を取り直し、すぐ隣に併設されている薬局で処方箋を提出して薬を購入しました。

処方薬

処方されたのは、体内からの細菌の除去と、発熱やだるさといった辛い症状を和らげることを目的とした以下の3点です。

  • CIPROFLOXACINA 500 MG(シプロフロキサシン)
    一般的に広く用いられるニューキノロン系の抗生物質です。胃腸炎などを引き起こす原因菌の増殖を抑え、感染症を根本から治療する効果が期待できます。
  • IBUPROFENO 600 MG(イブプロフェン)
    日本でもお馴染みの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)ですが、600mgというメキシコらしい高用量です。今回悩まされた急な発熱を下げ、体のだるさや筋肉痛のような痛みを緩和する効果が期待できます。
  • SUERO HIDRATANTE SABOR NAR-MAND 1000ML(経口補水液)
    脱水症状を防ぐための水分・電解質補給飲料(1リットル)です。荒れた胃腸でも効率よく水分を吸収し、発熱や下痢による脱水からの速やかな回復をサポートする効果が期待できます。

油断が招いた二次災害

身をもって知った、、、

薬を服用し始めた翌日には、あれほど重かった体とお腹の調子が目に見えて良くなっていくのが分かりました。

すっかり油断した私は、気分転換に出かけたカフェで冷たい「イチゴのスムージー」を注文して飲んだのですが、これが大きな間違いでした。弱っていた胃腸に冷たく甘い刺激物が直撃したせいか、今度はおならが止まらなくなり、30分ごとにトイレへ駆け込まなければならない始末となったのです。

自分のお腹のコントロールが完全に効かなくなってしまった情けなさに、外出先でただただ翻弄されることになりました。

しかし、その災難も翌日には落ち着きを見せ始めました。荒れ狂っていたお腹の調子もある程度は収まり、ようやく健康的な空腹感を感じられるようになってきたのです。いつも通りにご飯を食べても胃が受け付けてくれるようになり、処方された薬をしっかりと飲み続けながら、体調は確実に上向きへと向かっていきました。


ご飯の食べ過ぎが原因で、発熱や全身のだるさにまで発展して体調を崩したのは人生で初めての経験で、大人として非常に恥ずかしい思いを味わいました。

しかし同時に、今回のように単なる消化不良の範疇を超えてウイルス性の胃腸炎のような症状が出た場合には、我慢せずに早めに医療機関を受診し、適切な薬を処方してもらうことが回復への一番の近道であると改めて痛感しました。

皆さんも、メキシコでの深夜の暴飲暴食と、病み上がりの冷たいスムージーにはくれぐれもご注意ください。

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